〜tellmeeの旅行記〜
(2006年7月30日〜2006年8月3日)


2006年7月30日
イビザの人気イベントの一つ、We Love @ Spaceは日曜の朝から月曜の朝まで続く長丁場なイベントなので、2時半頃クラブに到着すると案の定駐車場は満車。
しかし運良くスペースの側にパーキングスペース発見。
そこに車を止めいざSpaceへ☆
この日はDJ Hellを筆頭にGroove ArmadaやLayo + Bushuwaka、Nic Fanciulli等ビックネームが盛り沢山だけあって、当日料金は50ユーロ/1Dと少々お高め(W/Fは5ユーロOFF)。
私たちはCafe Mamboで24:00以降入場可の前売りを23ユーロで購入。半額以下だったのでかなりお得でした。
しかしエントランスでカメラを没収され、2ユーロ払ってカメラを預かってもらうハメに…。

Spaceはエントランスを入ると右側にテラス、 左側にメインフロアーという作り。
テラスではNic Fanciulliがプレイ中だったけれど、3時からプレイのHell様にむけ即メインフロアーへ。
テラスに比べてメインは人がまばらな感じ。
最近スピーカーも増設されたらしく、音もかなりgood!!
メインのバーカウンター近くの天井には、クリスマスライト風のデコレーションが施され、まるでプラネタリウムにきたような感じ。 壁一面にはVJのスクリーンも設置されていて、2年前より明らかにパワーアップしてました。
そして3時を少し回った所で本日のメインHell様登場。
Houseが主流のIbizaだけにどんなセットになるんだろう? と始まる前は少し不安でしたが、全く杞憂でした。 一曲目からHell様節炸裂の暗黒サウンドでスタート。 そこからもアゲ過ぎず落とし過ぎずの気持ち良いBMPでフロアーを暖めて行く。
ただ、玄人好みのこのサウンドは正直Ibizaには地味過ぎるらしく、人が段々減って行く…。とそれをHell様も素早く察知したのか、そこからは通常よりアゲ目のナンバーを次々ドロップ。
でもそこは流石Hell様、絶妙なアゲ具合。人が次々とメインに戻って来ていつの間にかフロアーは満杯。 ヨーロッパ人は背が高くて圧迫感がありすぎるので、しばしお立ち台に避難。お立ち台も背が高く登るのに一苦労。 でも即座に手を差し伸べてくれるのがヨーロピアンボーイズ。 踊っていて目が合うとニッコリ笑って扇子で仰いでくれたり、お酒をくれたりかなり素敵◎
まだまだアジア人が珍しいようでジロジロ見られる事が多かったですが、決してイヤな感じじゃなかったです。
気がつくとアッと言う間に6時。
Ibiza初日から最高の体験をさせてもらいました。
ちなみにWe Loveのアフターとして、Spaceから車で10分程のDC10でCirco Locoというイベントが行われています。こちらも朝の8時から夜まで続くクレイジーなパーティー。
今回私たちは疲れていたので断念しましたが、元気のある方は是非こちらも試してみてくださいね。
次回こそは私もトライしたいものです。


2006年8月1日

回一番楽しみにしていたのがコレ、Timo Mass @ DC10!!
DC10に行くのは初めてだったので、無事辿り着けるか少々不安でしたが、色々な人に道を聞いてなんとか到着。ちなみにDC10は、空港からイビザタウンへ向かう途中にある大きなロータリーの一番最初の道(空港側から見て)を入って直ぐの所にあります。

飛行場の滑走路のすぐ横に位置するこのクラブ。他のイビザのクラブとは違いかなりアングラな感じ。
前売りを買ってなかったので、エントランスで当日料金30ユーロを払いいざフロアーへ。
ちなみにホテルに帰ってから気づいたのですが、入口で貰ったチケットの半券はドリンクチケットでした…。入口で何か手渡された場合ちゃんとチェックしましょう(笑)



中に入るとすぐシンプルな作りのフロアーが広がっており、その両端にバーカウンターが設置されています。DJブースもフロアーとほぼ同じ高さで良い感じ。
まだ時間が早いのか、フロアーにはあまり人もいない。
ただ少数ながら、明らかに他のクラブやバーで見る様な"お気楽観光客"風な人たちとは違い"音好き”な人たちばかり。男の子たちは可愛いTシャツにジーンズにスニーカーといった出立ちで、女の子もカジュアルなお洒落さんが一杯。
イビザっぽくないアンダーグラウンド感が最高★



ブースではかれこれ5年ほどずーーーーと見たかったTimo Maasがファンキーなテクノをプレイ中♪
CDやLiveセットをDLして聴いた事はあったけど、生で聴くのは今回が初めて。
想像以上にクールなサウンドに顔がゆるみっぱなし。
彼独特の分厚い変化球ビートが気持ちよすぎる!!
次々とブースに駆けつけ握手を求めるファンに、イヤな顔一つせず快く応じるTimo Maas。



そこにプレイボーイのグラビアモデル風、パリス風、そしてPINK風の金髪ダンサーが登場。 それを見て嬉しそうにプレイするTimoさん。





そこに拍車をかける様に、ブースからオーディエンスを煽るちょっと男前なお兄さんが約一名。 目が合ったらニッコリ笑ってくれたので、すかさずブースの所に言って話しかけてみました(笑)

私 :ねぇ、アナタTimoさんのブッキングマネージャー?
男前:うんうん。ツアーマネージャーだよ。
私 :じゃあTimoさんに大阪にも来てって言っておいて♪
男前:大阪?ちょっとまって…。(とPDAをおもむろに取り出す)
11月に大阪も行くよ!!メールアドレス教えるからメールして。
ゲストリストに入れてあげるよ★

うーん、イビザって何て素敵な所なんでしょうw
イビザに遊びにくる日本人はまだまだ少ないようで、アーティスト側もわざわざ日本から遊びに来たと言うと、日本とは明らかに違う態度で接してくれます。
皆さんも是非イビザに行かれた際には声を掛けてみましょう◎

超ストライクな音に踊られさせられっぱなしで気がつくと6時半!
ということで予定していたアムネジアの泡パーティーには行けず。
またまた次回に持ち越しです。
でもTimoの音が最高にカッコ良かったので良しとしましょう◎
DC10が終る少し前に私たちはクラブを退散。
渋滞になる前にホテルに帰ったのでした。
あとDC10はちょっぴり辺鄙な所にあるので、レンタカーもしくはタクシー会社の番号を控えて行った方が良いかと思われます。でなければ、タクシーが来るのを1時間ほど待たなければいけない事になるかも…。



2006年8月3日

今回最後のクラビングはイビザで一番人気のクラブPacha。
しかも大人気のイベントRenaissanceとあって、エントランスにはながーい行列が。
勿論駐車場も満車だったので、場外の駐車場へ。
今回はゲストリストに名前を入れてもらっていたのですが、"2時までに入場"の条件付きのモノ。 そして時計を見ると2時半…。
まぁこの混み具合なら多少遅れても大丈夫だろうと、前売り、当日、ゲストリストと3つの列がある中のゲストリストの列に並ぶ事に。

ゲストリストの列にはモデルさんですか?と聞きたくなる様な ヨーロッパの美男・美女が勢揃い。 そこにアジア人が並んでると 「アナタが並ぶのはあっちでしょ?」と、前売りや当日券の列と私を見比べる。
他の場所ではアジア人に対して友好的だけれど、このクラブだけは未だヨーロッパ優位主義だなと思いつつ、辛抱強く順番を待つ事に。(スペイン人は横ぬかしの達人)
美男子だろうが美女だろうが、リストに名前がなければ容赦なく切り捨てて行くエントランスのお兄さん。
いざ私たちの番になり、「で?君たちは誰のゲスト?」と半信半疑で尋ねてくる。そこで怯む私ではありません。「DJのSatoshi Tomiieのゲストのtellmeeです」と伝えると、フムフムとゲストリストをチェック。
「2時過ぎてるから入れません!!」と言われたらどうしよう、と内心ビクビクしながらも冷静を装い待つ事30秒。
「tellmeeね。ありました。どうぞお入り下さい」
と何ともスムーズに入る事成功!!
イヤーあの時は本当気持ちよかった!!
トミイエさん本当にありがとう☆

3rd&2ndフロアーには目もくれず、まずはメインフロアーへ。
Pachaのメインはすり鉢状になっていて、入って向かいの一角がVIP席となっています。
その周りに階段があり、何層かにフロアーが分かれています。
メインフロアーでは今日のゲストの1人Sashaがプレイ中。
Satoshi Tomiie→Sashaの順番だと思ってたので、正直ちょっとビックリ!!激混みのフロアーの中人を掻き分け、音が良く聴こえるスポットを探し出し、しばし観察。
Pachaだし、Sashaも本気出さないだろう、と軽い気持ちで来たのですが、これがカッコいい!!
さすがにPachaなので本気プログレは掛けないにしても、かなりテック寄りのハウスをどんどんドロップ。HoldenのAt The Controlにも収録されていた、PetterのSome Polyphony(これはどこのクラブでも掛かってた) が掛かると、フロアーの盛り上がりは最高潮に。



そこにPachaダンサーが登場。
Pachaはダンサーも他のクラブと違いとってもPosh。
ファッション雑誌のグラビアから飛び出した様ないかにも高価そうな衣装に身をまとった美女が2人。ガンガン踊るというのではなく、音に合わせて体を動かしてる。
そこへ今度は上半身裸の男性ダンサーが登場。といっても「GoGoボーイズ」風のマッチョくんではなく、華奢で線の細い美男子系。しかもハイヒールまで履いてる!!
身のこなし方まで女性そのもの!!



しばらく気持ち良さそうに踊っていたものの、興味本位でちょっかいを掛けて来たイタリアーノに気分を害したのか、もう!と怒って彼(彼女?)はステージを降りて行ってしまいました(笑)

フロアーの熱気がスゴイので屋上のテラスに涼みに行く事に。
するとバーカウンターにトミイエさん発見!!
無事ゲストリストのお礼を伝える事ができた所でしばし休憩。



5時になりトミイエさんのプレイがスタートしたので、フロアーに戻ると少し人が減った様子。 そこにトミイエさんが超ディープなプログレを掛けるモノだから、フロアーの大半は訳が分からず棒立ち状態。しかしその変態サウンドのカッコいい事!!
実はイビザのクラブでは変な習慣?があり、DJが少し地味目な曲を掛けるとフロアーの至る所で♪チャーンチャチャーラララーラ♪とWhite StripesのSeven Nation Armyのイントロを
歌い出す人たちがいるんです。
そして勝手に盛り上がるという何とも迷惑な人たち(苦笑)
日本で言う所の「オイオイ!」ですな。
滞在中5、6回はその光景を目にしました。
おそらくイタリアーノ軍団でしょう。
これからイビザに行かれる方は要チェックですw



もっと長い間踊っていたかったのですが、
次の日の昼にはイビザを出発しなければ行けなかったので
泣く泣くPachaを後にすることに。
帰りにはSashaにも遭遇出来たし、大収穫の一夜でした。
最後に

2年前に比べて、全体的にエントランス代が若干安くなったような印象をうけました。
とはいえ、円安なので結果的には一緒もしくは上がってるんですが…。
前売りは街中で売ってますが、Cafe Mamboで買うのが一番お得な気がします。(当日のみ)Cafe MamboではPachaのPre partyと題して、ビックネームが比較的早い時間にプレイしてる事も多いので、街に貼ってあるポスターはこまめにチェックしましょう。

あとイビザには至る所にイベントの看板があって、それを眺めてるだけでも楽しいです。
今回見かけた看板を少しご紹介。

Amnesiaのポスター。毎日ちゃんと変えられています。


もはや恒例Deep Dish @ Space。ここ数年彼らは日本語を使っています。


Roger Sanchezがレジデントを務めるPachaの看板イベントの一つRelease Yourself。


Spaceで新しく始まったアフターアワーズWhat’s up。


DC10の名物超ロングパーティーCircoloco。


そしてCocoon @ Amnesiaの主催者Sven Vathのグラフティー。


◆ クラブ代◆(大体の目安にして下さい)
We Love… @ Space ? 23ユーロ(Cafe manbo前で当日購入)
ミネラルウォーター:6ユーロ
ビール:7ユーロ

Timo Maas @ DC10 ? 30ユーロ/1D(当日)
ミネラルウォーター:5ユーロ
ソフトドリンク:5ユーロ

Renaissance @ Pacha - ??? (50ユーロ位?)
ミネラルウォーター:7ユーロ?(うろ覚えです)

1回のクラビング代は「1万から1万5千円」と考えておけば良いのではないでしょうか?

イビザは色々と誘惑が多いですが、気をつけて楽しんできて下さいね。

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